翔べないひよこのブログ

早稲田大学の三年生です。孔子の説く道を志して日々、儒学を学んでいます。専門としては古典中国学と明治漢学者の『論語』解釈になります。

2023年を迎えて

あけましておめでとうございます。

2022年は自分でもかなり勉強したなと思う年でしたが、今年はそれを継続しつつ更に深くしていきたいですね。

 

22年の前半は中国思想の本しか読んでませんでしたが、後半から徐々に西洋の哲学にも目を向け始めており、23年もその方針は継続の予定です。ただ、あまり細かな流れがわかっていないので、やっぱり古代ギリシャからゆっくり読んでいこうかなと(古代はいつだってロマンがありますし)。今は、御子柴先生が解説している『純粋理性批判』を読んでいますが(十二分に難しい…)、目処が着いたらアリストテレスの『形而上学』に行くつもりです。本当は、現象学や中世の哲学も勉強したいですが、順番は大事ですからね。これは中国思想を一年と少し勉強してきて痛感したことです。

 

もちろん、中国思想の勉強も去年以上に力を入れていきたいです。特に22年の終わりらへんで論文読み出したことがきっかけで、漢代の思想史への興味が凄く湧いていますし。目標は鄭玄に据えつつ、司馬遷・劉向・班固・馬融・盧植などなど、広く学んでいけたらいいなあと思います。卒論のテーマも決めなくてはいけませんしね。

 

それでは、皆様、今年もよろしくお願いします。

 

P.S.経書の筆写は今年も継続します。目標は五経を一つ終えることですかね。